2017年1月1日

「日本一のスナバはある」。小さきものの戦い方。

今日の「木村達也 ビジネスの森」(NACK5、朝9時20分から)は、先週に引き続き『小さくても勝てる』(中央公論新社)を出された鳥取県知事の平井伸治さんをお迎えしました。


鳥取県は、人口が57万人。47都道府県で人口が一番小さな県である。隣の島根県と「どっちがどっちだっけ」と間違われることが多いらしい、ちょっと可哀相な場所。しかも山陰地方という名前から、日の当たらない暗いイメージを持たれてしまっているとも。実際は、山陽地方、山陰地方というのは陰陽道の陰と陽から名づけられたもので、ただAとBといった違いらしい。

しかしその言葉のイメージから、太陽光発電の企業を呼び込むときに苦労したという。たかがイメージだが、されどイメージである。これだけは、時間をかけて戦略的に変えて行くしかない。

そうした「小さな」県から情報発信するために平井知事はかけずり回り、トップセールスマンとして僕らの番組にも気軽に出演してくださるのが気持ちいい。 

57万人という県民人口のサイズは、東京や大阪、神奈川などとは比べようもないが、僕が昨年の夏に訪ねたアイスランドは人口が33万人という「国」だった。それでも他にない自然資源や島国という立地を最大限に活かし、世界中から観光客を呼び込んでいる。

平井知事は、かつてお隣の島根県にスターバックスができ、スターバックスがない県は日本で鳥取県だけになった時にその事への感想を聞かれたテレビのインタビューで「(鳥取県には)スタバはないが、日本一のスナバはあります。鳥取砂丘です」と答えて有名になった。「○○はないが、○○はある」というフォーカスの利いた発想で、小ささを逆手にとった打ち出し方をこれからも見せてほしいものである。


先週、今週の選曲は、ポール・マッカートニー&ウイングスの「Band on the Run」とスターシップの「Nothing's Gonna Stop Us Now」。