2016年6月11日

72時間

NHKが金曜日の夜に放送している番組で「ドキュメント72時間」というのがある。内容は、対象に丸3日間密着取材してその間に起こった種々の出来事をカメラに納めて紹介するというもの。

間をあけた3日間でないのがミソだ。連続した3日間、72時間である。その番組を観て思うのは、わずか3日間だけど、3日間あれば全体像はほぼ分かるという実感である。

まったく知らない対象についてある1日だけ密着観察しても、ほとんどの場合、ある一面しか分からない。だけど3日あれば全体像が分かる。それが「72時間」という長さの不思議なところだと僕は思う。

テレビ番組の取材だけではなく、何かそれまで取り組んだことのなかったテーマについて勉強するときもそうである。

1日朝から晩まで資料を読み勉強しても一面しか分かった気にならない。けれど、3日間にわたって読み、考え続けるとたいていのテーマならだいたい理解できるところまで行ける。

72時間とはそういう時間の長さなのである。