2016年5月8日

猫を助ける仕事

今週と先週末の「木村達也 ビジネスの森」(FM NACK5) のゲストは、NPO法人東京キャットガーディアン代表の山本葉子さん。彼女が書いた『猫を助ける仕事』をもとにお話をうかがった。


猫にまつわる彼女の仕事は多彩だ。ベースは、保護猫を預かり新しい飼い主を見つけるための保護猫カフェ。その発想を展開して実現させた猫付きマンション、猫付きシェアハウスなど。

賃貸マンションに入居しようと思ったら、先に猫がいるとは傑作である。それらの猫はもとはといえば保護された猫たちで、いわばレンタルである。だが、一緒に暮らせば情が移るというもの。やがて預かって飼っていた人たちもそのにゃんこらを引き取ってくれるケースが多い。

猫付きシェアハウスは、猫がいわば備品としてそこに備わっている感じのシェアハウスだ。猫好きにはたまらないだろう。

傾向としては減少しているものの、いまだに日本では多くの猫や犬が捕らえられ、行政によって殺処分されている。もちろん行政もそうした役割はまったく不本意に違いない。特に保健所のその担当者については、とても気の毒としか言いようがない。

環境省が発表している数値だが、猫の殺処分数は2011年が13万匹、12年12万匹、13年11万匹、14年8万匹となっている。同統計で犬は、2011年が4万匹、12年4万匹、13年3万匹、14年2万匹と示されている。早くこれらがゼロになって欲しい。


番組内でかけた曲は、カーペンターズ「動物と子どもたちの詩」とトッド・ラングレンの I Saw the Lightでした。