2012年6月22日

ピンクのわた菓子

普段、フランス料理は食べないようにしている。理由はいくつかあるのだが、それはここでは書かない。

しかし、先日の出張中のこと、モントリオールに来たからにはさすがと思わせるフレンチも悪くないかと思い出かけてみた。実は、同じアパートの住人であるY澤さん夫婦からお勧めの店を教えてもらっていて、ニューヨークを出発する前にレストランを予約していたのだ。お二人は同じ医大に勤務するお医者さん同士で、モントリオールにはやはり学会で昨冬訪れたとか。

そこはモダン・フレンチの店で、ひと皿ひと皿の料理に趣向が凝らされているとともに、ウエイター、ウエイトレスもよくトレーニングされていて、程よいホスピタリティーを感じさせるものだった。

この歳になると、食事の際にやはりカロリーを考えてしまう。そこで食後はデザートはやめておこうと思いコーヒーだけを注文したのだが、ギャルソンが「当店にいらしたからには、スイーツをお召し上がりにならないままお帰しするわけにはいきません」と言って、いくつかの甘いものをテーブルに運んできた。その一つが、コットン・キャンディー。むかし懐かしい綿菓子である。


このピンクの綿菓子、今店頭に並んでいるNew York誌の表紙でエマ・ストーンがほおばっていた。